主演二人の魅力もあって好きなものを通じて友達になれた喜び、とにかく誰かと好きな漫画の話をしたかったという感覚は見事に伝わってきた。
ほのぼのしているだけでなく自分がずっと大事にしてきたBL漫画を一軍女子らしき子達も興味を持った時の何ともモヤモヤした感じの芦田愛菜の演技が凄く良くて、あの辺の話をもっと見せてほしかった。
自分にとって岡田恵和脚本の作品はいつも前半は凄く心を掴まれるのだけど後半くどく感じたり冷めてしまったりする。
ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』も前半は本当に大好きだった。
幼馴染みのなにわ男子の子の恋愛の所は何なのか全然よく分からなかった。
あのカップルに時間を割く必要があったのか。
創作物によって人々が連鎖していくのも好きだけど終盤の古川琴音先生のとことか過剰だと思うし、これだけ主演二人が良いのだからBL漫画をきっかけに友達ができたってことだけに絞った更にミニマムな話にしてくれたら自分としてはもっと好きな映画になったと思う。
