まる

メタモルフォーゼの縁側のまるのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
4.1
大人になると趣味は多様だし、公言する必要もないし、BLが好きだろうが何が好きでも開き直れるようになる。
でも高校までの小さなクラスが世界のほぼ全て、と言う状況ではなかなかそうもいかない。キモイと名指されたら終わりだ。うららの複雑な気持ちはよくわかる気がする。
芦田愛菜ちゃんの演技は本当に上手だし、制作陣のいわゆるオタクへの解像度が高くてびっくりした。

自分の好きなものに正直になって、人目を気にしないように生きるのは案外難しい。
でも推しは推せる時に推さないと後悔することがあるし、下手でも始めないと上達しない。
がんばれと応援したくなる、そして自分の背中を押してもらえる暖かい映画だった。
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