まる

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦のまるのレビュー・感想・評価

3.9
見た後に暗い気持ちになるのは戦争映画の常だが、久しぶりにここまで沈痛な気持ちになる映画を見た。

ナチス幹部の暗殺のため、祖国のため、踏み躙られる人々のため、家族や故郷を捨てて命を賭して臨んだ若者たち。
同い年くらいだろう彼らがどんな気持ちで、愛した人も守りたい人もいただろうに死んでいったのかと思うとやるせない。

常に使命を第一にし、冷徹ですらあったヨゼフが最後に見た幻覚は忘れがたい。
彼らと変わらぬ年だろう自分が、平和に映画を見られているのは彼らのような人がいたおかげだろう。忘れないでいたい。
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