たか

メタモルフォーゼの縁側のたかのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
3.5
 阪急電車で共演した芦田愛菜と宮本信子が再び共演です。あれは東日本大震災から数ヶ月経った頃で、仙台の映画館もようやく再開した頃だったと思います。芦田愛菜の成長を見ると、遠い昔のようです。
 この二人の波長が合っているためか、本作にはとても心地よい雰囲気があります。代わり映えしない日常において、変化のキッカケはやはり出会いですね。変化が長期的な結果に繋がらなくても、その時確かに熱中していた思い出は、人生をより良いものにすると思います。
 メタモルフォーゼというタイトルから、即売会で思わぬ完売、サイン会で人気作家に見初められ、そして彼女はそれを仕事にする決意をする…そんなストーリーを思い描いていたのですが、この作品が訴えるものはまた別な所にあったと気づくことができました。
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