つつ

メタモルフォーゼの縁側のつつのネタバレレビュー・内容・結末

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

BLで繋がる歳の差友情、これだけで絶対面白いって分かって再生
芦田愛菜は友達いなくて親がなかなか帰って来ない、本屋でバイト
あっあっあタイプのコミュ障なのがよかった
おばあちゃんはよく出てくるタイプのポジティブおばあちゃん、夫に先立たれた書道の先生
偶然BLコーナーを見かけたところで2人が出会う
おばあちゃんの特技遠慮ないコミュニケーションで芦田愛菜に歩み寄る
人は好きなものを語る姿が1番輝いている!
誰にも言って来なかった?趣味を初めて語れる人
学校から走って縁側に向かう芦田愛菜の間におばあちゃんとの関係が深まってく描写が挟まれていく
クラスのマドンナみたいな女の子が嫌なやつじゃなくて実は裏で努力しているキャラになっているのがよかった
中盤からは自分で漫画描こうというバクマンみたいな展開に
才能があるわけではないけど0からとりあえずやってみる、と難しいスタートを切るシーンは意外とあんまり見たことがなくて学べるところだった
漫画を完成させていくシーン、画数多い漢字を書きたい習字生徒「奮闘」「渇望」「貫徹」
コミケに出すには恥ずかしくて売り出せない、結果的に買ったのは幼馴染と2人がファンの漫画家(古川琴音)、売上200円
サイン会のあと、作者が自分のを読んでくれていたことよりも描いているところを生で見たりサインと記念写真撮ったりする方に力が入っていてオタクの良さがあった
「完璧な一日でした」「私も」がこの映画の中での最後の対面会話
この後のシーンでおばあちゃんが死んだりせずに遠くに暮らすっていう形の別れで安心、「あっカレーの匂い」で終わり
邦画あるあるの言わなくても伝わるのに!っていう説明独り言とか幼馴染いらないんじゃないかとかが気になったところ
BL本を隠すシーンが何度も出てきて、おばあちゃんと芦田愛菜の家のBL本を置く場所の対比までやっていたから、好きなものは好きって大声で言っていいんだ!という展開も来るものだと思ってたけどこなかった
エンディングの歌と縁側の切り取りがほっこり
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