奇しくも似たようなテーマのおはなしが連続するあるある。
愛なき世界が、どれほどのモンスターやかわいそうなひとたちを生み出してしまうことになるかを、往々にして人々は忘れてしまうのですな。
一見、会長の息子がやろうとしたことと、主人公がやったこととの間にはなんの違いもないように見えるのですが、ちと突き詰めると尊厳死のおはなしにも抵触しそうな展開。容赦ない。骨太で、嫌いじゃないです。
生きるということは、いったいどういうことなのか、をやはりこういうとき逃げずに考えないといけないですな。
冒頭の不可解で不穏当なシーンの連続がどんどん腑に落ちてゆく展開。
それらをずがんと文字通りすくい上げてくれる水中でのシーン。劇場で観たかったやつでした。
ソ・ヨンヒが美人さんすぎて吐きそう。
誰かに似てると思ったら、そうか、真木よう子だ。