韓国発のヤクザノワール。
人格者である組長の下それぞれに役割を全うする3人の兄弟(子分)。そして人生の全てを他から喰らって生きてきた男、ミンソク。
リゾート開発の利権を巡って起こる争い。それは兄弟を引き裂き、ミンソクという獣が跋扈する。
主人公である三兄弟の次男キルソクは、昨今のヤクザ作品では余り見られない任侠を感じる。雰囲気は武骨でありながら、物静かな雰囲気と少しの品。熱い感情。相対するミンソクを演じたチャン・ヒョクがめちゃくちゃカッコ良かったんで、主役はこっちだろうと思ってた自分が間違ってた。キルソクを演じたユ・オソンもカッコ良い(^^)
中身は韓国ノワールお馴染みの大量の血が流れる展開。底辺を血肉を喰らって生きてきた男と、人情に溢れ皆から一目置かれる男。どちらの獣が生き残り、そして死んで行くのか。
「狼たちの墓標」日曜日の真っ昼間に見る作品ではなかったけど、やっぱり韓国映画は面白い😁
