ストーリーはともかくエンタメ映画としては最高だった。乱暴に言えば少年ジャンプのヒーロー漫画の実写化みたいな感じ。顔のアップのシーンなんかは漫画太郎も入ってるかな。
インド映画特有のダンスシーンも上手くハマっていたしエンドロールも楽しかった。決めシーンのそれぞれが良いのだが、冒頭のラーマが一人の犯人を群衆をかき分けて捕まえにいくシーンは特にすごかった。こんなのみたことない。凄すぎ＋漫画すぎって部分で爆笑しっぱなしだった。鉄格子そんなに簡単に外せるなら、縄位引きちぎれないのかなとか。
ただしストーリーに関してはちょっと首を傾げる部分もあった。ポリコレ云々に関してはこれだけ無視していれば気にならないのだが、
ラーマの幼少期の家父長制賛美の感じは厳しかった。いくら昔の話とはいえこれを美談とするのはちょっとどうなんだろう。これによってせっかくのスーパー面白映画のはずだったこの作品にいまいち入れ込めなかった。
まぁトップガンマーヴェリックと同じく深く考えたもの負けの映画なのかもれない。
