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RRRのkenのネタバレレビュー・内容・結末

RRR(2022年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

1920年代のイギリス統治下のインドの独立運動の最中の話。 IMAXで。

凄かった。エネルギーがすごすぎる、常に山場。3時間あったらダレる部分あるだろうし、むしろメリハリとしてつけそうな感あるのに本作はずっと全力で駆け抜けてた。記録に書かなくても各シーン覚えてるし、3hあんのに各シーンの繋がり凄い覚えてる。俺ですらあと2回はすぐにでも見れそうなんだからこれ見たインド人の熱量どれくらいなんだろ。

冒頭の娘が攫われるシーンから、ラームのタコ殴りにあってもターゲット捕まえるマンで始まり一気に引き込まれた。

ポーズとかダンスバトルとかの決めシーン、キメ顔が独特でおもろいけど、それも全力でやってるからちゃんと迫力も付いてくる。

ミュージカル的に合間合間の歌とかダンスとか違和感なくストーリーを進行させて感情を伝えてて好き。ビームとラーマと白人のダンスバトル良い。

テーマとしては友同士の信念と信念の妥協なきぶつかり合いに痺れた。ビームは娘のために、ラーマは故郷に武器を届けインド独立のために。個人的に夜の宮殿襲撃で、ラーマはビームに瓦礫でトドメ刺そうとしたけど躊躇って、逆にビームは躊躇わずにラーマに小刀を刺したシーン痺れた。
鞭を打たれても負けないビームのシーンもいい。キリストみたい。
ビームの信念は分かりやすいけど、ラームは祖国のために我慢してラームのを始め祖国の人々の敵を演じていて、その沈黙の戦いも漢としてかっこいい。

ラーマの壮絶な幼少期も見どころ。父が負傷し、母が撃たれて最後の抵抗を任される。一言一言がラーマの心奥に刻まれたはず。Road,Aim,Shot! 最後まで闘った父の最後泣きそうになった。

ラーマを救出してからはもう怖いものはない。2人で全部破壊してて笑う。

🎪🐅🦌🦁🧑🏾‍🦱 横並びで飛び出すシーン決めてて笑う。
ラーマ普通にハンサム。ビームが野生的でハンサムじゃ無いのがいい。
エンディングのラーマの妻の無邪気な感じめっちゃかわいい。ヒロインも天使みたいでよかった。
🔥💧
「その銃弾をイギリス人の胸の奥底に返してやりなよ。」
「何が欲しい。」「読み書きを。」

出てきた曲全部素敵。ストーリーと、ダンスと曲で相乗効果。これ感じるためだけにまた見たいまである。
なーとぅなとぅなとぅなとぅ離れない。
子守唄?みたいなやつKomma Uyyala。
エンディングのEtthara Jenda好き。
「血が騒いだら、旗をあげろ。武者震いをしたら、山を砕け。」

インド映画でダンス多いのってインド映画は恋愛表現描写するのを避ける風習があるから、多言語国歌ってのも相まって恋愛シーンをダンスで代替してるのが多いらしい。
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