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ドライビング・バニーのtokicmのレビュー・感想・評価

ドライビング・バニー(2021年製作の映画)
2.6
【 バニーの正義 】
『 ドライビング・バニー 』 を観ました。
漢字1文字で表すなら。。。「 壊 」
かなりぶっ飛んだ人のお話なので
心の準備をして観るのがオススメ。


\ こんなヒトにおすすめ / 
感情に任せて行動をしてしまう人
割と怒りっぽいと言われる人

\ こんなトキにおすすめ / 
車が汚れている時
誕生日が近い時

\ 感想 /
これは賛否両論わかれる作品だろうなぁ。絶対。

ポイントは、主役、バニーの心の助手席に、あなたが座れるかどうか?

バニーの立ち位置は、社会の底辺。
家なし・金なし・仕事なし。
バニーは、娘に逢いたいけれど、理由が積み重なって子供を里親に預かってもらっている状況。
逢いたい。一緒に誕生日を祝いたいという一心で進んでいきます。
もうこの思いというか、、、ソウルに驚きます。
ですが・・・。

私、劇場鑑賞時は、これができませんでした。
なので、映画観ているときの印象はひどいもの。
そして、不思議なもので、観終わった後に、改めてシーンを思い出しながら、感想書くと変わるんですよね。
忖度しているわけじゃなくて、目線を変えて観ることで不思議と、あー、そう見えるな。こうやって見れば、こういう解釈もできるなぁと。

🚗劇場鑑賞時の闇な印象🚗
🚗バニーの心の助手席に「座ってない」ときの感想🚗
鑑賞時に共感できなかったポイントを書きます。
まず、仕事をしているというけれど、あれは仕事ではない。
さらに、騙す・偽る・盗む、そんなだから、子供との距離を置くはめになる。
前に進んでいないし、その思いは届かず悲しむことになる。
だから、こんな感じ↓

♬夢じゃないあれもこれも その手でドアを開けましょう
祝福が欲しいのなら 悲しみを知り 独りで泣きましょう
そして輝くウルトラソウル♬


🚗劇場鑑賞時の光な印象🚗
🚗バニーの心の助手席に「座った」ときの感想🚗
社会のどん底。そこから這い上がり、娘を取り戻したい。
娘を思う気持ち、子供を思う気持ちには嘘偽りない。
だから妹の娘のことも放っておけない。
バニーの正義感は、単純だ。
観たことを点で捉える。

抑えきれない想いを胸に子供との約束を果たしたい。
私の思いに応じてくれないものは、悪。
もし、応じてくれないなら・・・。
だからこんな感じ↓

♬夢じゃないあれもこれも 今こそ胸をはりましょう
祝福が欲しいのなら 歓びを知り パーっとばらまけ
ホントだらけあれもこれも その真っただ中 暴れてやりましょう
そして羽ばたくウルトラソウル♬


最後に・・・
邦題の付け方には、疑問が・・・。
というのも、大してドライビングはしてない。
いや、むしろ、できない。
おそらくあの車では・・・。

ロードムービーっぽさをなしにして、ヒューマンドラマとして原題そのままでもいいから、『正義感』の捉え方を観れるようにしてほしかった。
もう一度観たら、絶対に印象変わる作品だと思う。

\オススメ鑑賞方法/
自分目線ではなく、相手目線で。
ロードムービーという前提は捨てて観ましょう!
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