N

百花のNのネタバレレビュー・内容・結末

百花(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

どの人物にも感情移入できなかったけど、それぞれの苦しみや葛藤みたいなものじりじりと伝わってきてなんとも言えない。
まあこれはさすが俳優陣の演技力の賜物ですね。

ストーリー的には記憶や思い出にフォーカスしていくもので、半分の花火についても最終的に2人のなにげない、でも大切な思い出のひとかけらであることが明かされます。
そこには確かに母の愛があったのだと。

これできれいに片付けたつもりなのかもしれないけど、泉を放置していた時期?についても記したであろう日記を大切にしまっていた時点で、個人的にはこの母親ムリと思ってしまった。ストーリー展開的に必要だったのかもしれませんが、仮に戒めとして持ち続けていたとしてもちょっとムリ。
半分の花火はたぶん泉を置いていく前の思い出でしょ?
だったら泉が自分はたしかに愛されていたと感じる記憶は、戻ってきてからも母の愛はたしかにそこにあったと感じさせてくれるものがよかったかな、なんて思ったりしました。
N

N