このレビューはネタバレを含みます
うちの母は認知症なのか年齢的によるものだかはわからないけど、それ忘れる？ってことがある。
私も母も甘いものが好きなので、甘いものを母の分と自分の分、ふたつ買う。
いつの頃か母は２つとも食べてしまうようになった。
「あんたがいつまでも食べないから食べた」
「お腹すいちゃって食べたかったから」
と、とり繕いなのか本当なのかわからないことをよく言うようになった。
一度、「すごく楽しみにしてたのになんでたべちゃったの〜！」と怒ってクレームを入れたら、2つあるときはひとつは食べるが、私が先に食べてひとつしか残ってないときは食べなくなった。やはり自分が食べたのかどうか覚えてないようだ。だが、私の分かも？という配慮で食べない。
長々と個人的なことを書いたが、こんな母でも私がスコッと忘れてしまってることを、母に指摘されるということはよくある。
映画のオチは切なくも認知症の身内のいる家庭では、あるあるネタだと思う。胸がしぼられるような気持ちになった。
