小沢仁志還暦記念作品。
そして小沢さんに次ぐ二番目のクレジットのメインヒロイン、坂ノ上茜！
ウルトラマンXの頃からファンの自分としては観に行かなきゃなるまいと。間も無く主演作も公開であり今年は大躍進の年となりそうだ。
まあしかしちょっと鑑賞に際して問題があり……それがTAK∴こと坂口拓の出演。園子温の性加害に加担していたのでは？という疑義がかかっている。実際のところ第三者には真偽は分からないのだが。
問題発覚後の行動は………
まず事の詳細には一切触れずに誰に向けてなのかも分からない曖昧な形だけの謝罪動画（後に非公開に。）、そして被害者へ和解を持ち掛けながらそれを一方的に反故にする、果ては恫喝に取れる訴訟を起こすなど……とても被害者に対して誠心誠意、真正面から向き合ったとは思えない卑怯な立ち回りを見せた。
まぁ正直ファンであったが失望するには充分であった。いやファンだからこそより憤りを覚えるというか。ファンであるってだけの薄っぺらい理由で擁護したきゃすりゃいいんだけど最悪なことにそのファンの連中が被害者に二次加害まで。本当に呆れ果てる。迎えた結末を思うと本当に。真偽の分からない第三者からはどっちにも何も言えない筈だ。
適当な謹慎期間を経て今や何の問題もなかったかの様に活動している。この映画への出演だってその一貫である訳だが。映画業界全体が取り組まぬままだから、こうして加害者とされる者が真偽を曖昧にしたまま活動する余地が生まれている。
そんな氏が出演している映画を観るのはその容認への加担をしていることに等しい、から鑑賞するかどうか悩んだのだが……奴が素知らぬ顔で活動している限り自分の好きなアクション界隈には関わってくるのかと思うと……キッパリと関わる界隈を切り捨てられれば良いのだが。
少なくともこの映画に関して肯定的な発信はしない、自分の想いをここに記しておくくらいしか批判、抵抗の手段が無い。そして園子温、榊英雄も名を変えてしれっと活動を再開しようとしている。許されないことだ。また今年もこの問題は解決への進展を見せぬままだと思うと暗澹たる想いだ。
