まいこ

屋根裏のラジャーのまいこのレビュー・感想・評価

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)
3.3
画がカラフルで優しくて見ていて絵本のようで心温まる一方、ヴィラン役のビジュアルがドクターエグマンでホラー・イマジナリーの使い手なのが怖くて泣いてしまった。普段見えないものがぱあっと見えると感動しちゃうよね(これはある描写に対して)。
しかし、見た目よりも実は中身、ルールは複雑で、原作のほうがよりその世界に浸かれそうな雰囲気…?『ライラの冒険』でもそうだったけれど、宿主ありきの存在を用いた児童文学って日本だと見かけないかも。メッセージ性やら、青年期への移行としてイギリス文化(欧米文化)をベースに置いているとはいえ、若干の日本背景ぽさが残っていたりびみょ〜なフォント使いは違和感があった。個人的にはファンタジーでありつつも、ゲンジツにつかれた大人に観てほしい作品。
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