upfield

勝手にしやがれ 4Kレストア版のupfieldのレビュー・感想・評価

4.1
もう何度目か忘れたけど、今までで一番ピュアな気持ちで観れたと思う。
これはミシェルとパトリシアの純愛物語だった。
愛されたいけど愛されたくない。
悲しみと虚無なら虚無を選ぶような刹那的な純愛物語だった。
そして、何よりオシャレでカッコよくて最低の映画。
もうこれ以上何を求めるというのか。

ラストシーンで、パトリシアが唇を拭う仕草。これ劇中でミシェルが何度もやってるんですね。忘れてました。
ビブラフォンが印象的なジャジーな音楽もよかった。
ジャンプカットとか難解なイメージがあったけど、今回見返して全く難解さを感じなかった。むしろテンポのいい詩的な会話劇だと思った。
ジャン・ポール・ベルモンドは洒脱で、ジーン・セバーグは知的なイメージが強く残った。
upfield

upfield