少年だった頃のひと夏の思い出を描いたヒューマンドラマ。
番家一路が主演、原田琥之佑、尾野真千子、竹原ピストル、貫地谷しほり、草なぎ剛らが共演。
売れない作家の久田(草なぎ剛)は、現在は妻と離婚して娘とも別居中。遡る1986年の夏、長崎の海辺の町に育った久田(番家一路)は小学五年生の時に変わったクラスメイト・竹本(原田琥之佑)がいた。夏休みに竹本が突然やってきてブーメラン島にイルカが出たので一緒に見に行こうと誘われる。二人は自転車に相乗りしてイルカを見に出かけるが…
少年時代のひと夏のしみじみと心に残る思い出が綴られる。
二人の少年の小さな大冒険が繰り広げられ、様々なトラブルが起きる一方で、少年ならではの少し年上のお姉さんとの出会いなどが微笑ましい。
怖いように見えるお父さんもさりげなく優しくてホッコリです。
防波堤に描かれた思い出として残る落書きのエンディングにもほのぼのとさせられる。
「友達ぱい おいたち 友達ぱい」
「知っとる」
2023.12 配信で鑑賞
第46回 日本アカデミー賞で新人俳優賞受賞(2023年)