このレビューはネタバレを含みます
2023年15本目
IMAXにて。
予想よりアーティスティック。
A24としては通常営業。
画角に意味あり。シネスコ画角しかないスクリーンより、IMAXでの鑑賞が理解を助ける。
前半はミシェル・ヨー、後半はジョナサン・キー・クァンのキャスティングの妙をしみじみと感じる。
MCU的なマルチバースを期待して行ったら、いい意味で裏切られた。
暴力や格闘、血を流す解決でなく、
傾聴と協議、相互理解での歩み寄り。
誰も理解しないし理解しようとしなかった「私」を受け止めてくれる存在。
選択の結果の未来と可能性。
戦争が未だ蔓延る2022-2023年。脳筋アクションエンタメの皮を被り、今だからこそ多くに伝わるべく産み落とされた素晴らしき一本。
映像や画角、リンクを含め考えるのが楽しい。