k.yamamoto

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのk.yamamotoのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールで出てくる言葉の引用になるけど…
まさしく天馬行空としか言いようがない。

情報量が多くてかなり疲れる、、
こういう難解な映画は好きです。
1回観ただけでは理解できなかったけど、多分2回目観ても理解できない。

観た後で考察調べて、ベーグルとグーグルアイが何のメタファーか理解したらこの映画が10倍面白かった。

簡単に要約すると、反抗期の娘との関わり方を模索する親の物語か。

ところでマルチバースについての理解が追いついてない私の最大の疑問…
エヴリンとウェイモンドが結ばれていない世界線にはジョイも存在しない(カンフーアクターとして成功している世界戦では娘はいない=ジョイも現れない)のに、ジョイがアルファ世界でも存在していたのは何故…?
マルチバースを自由に移動できるとはいえ、自分がそもそも生まれていない世界線にはさすがに行けないのでは…
実際エヴリンがマルチバースを行き来できるようになってからも、死亡設定のアルファ世界の自分と干渉はできないし…
人類が子孫を残せなかった世界線である岩のシーンでは、エヴリンもジョイも存在できないから岩になってたわけだし。

マルチバース、一人の主人公に着目すれば成り立つけどその子孫とかの存在まで考えると難解すぎる。

あと触れてはいけないことなのかもしれないけど、ジョイが戦闘で自由自在に人・物を違う物質に変えたりそこに存在しないものを目の前に出したりっていう力は、一体何…
全然マルチバース関係なくただの魔法使いでは…?
周りの人間の思考?を支配して手下みたいに扱ってるのも謎。
この映画の設定である「おかしな行動をとるのが条件で、マルチバースの自分の特技や能力を拝借できる」が、ジョイには適応されてなくてただただ無敵に強い。

設定が甘いのか私の理解力が足りないのか、とにかく腑に落ちない…
k.yamamoto

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