本編前にインディ・ジョーンズの新作の予告編がついてて、胸アツ。アカデミー賞授賞式でも、スピルバーグとキー・ホイ・クァンの絡みが楽しみ。
映画は、んー、いまいちだったかな、あんまりノれず、と思ったんだけど…。
時間がたって、日常の退屈なルーティンを過ごしていると、じわじわとマルチバースにおける自分の可能性とか、子役だったキー・ホイ・クァンがまた俳優として復活したことなんかが重なりあって、沁みてきている。
あの時、あの瞬間で、この行動をとっていたら、違う人生になってたかも。なんてことは多々ある。
今日も、退屈なお堅い会議をしてて、「あ、ここで変なことやったら、時空が変わるかも!」とか妄想すると楽しい。
何も変わらない生活なのは、何かを変える勇気がないからで、それをこの映画は描いてる。また映画は(あるいは俳優たちは)そんな可能性に満ちている。
キー・ホイ・クァンは近年では映画の裏方スタッフとして、『X-MEN』や『拳神』の武術指導したり、ウォン・カーウァイの『2046』にもスタッフとして活躍している。だから、今作の中の『花様年華』みたいなバースとかヌンチャクアクションはとてもアツい演出。本当にマルチバースのキー・ホイ・クァンじゃん!
バトルはボーボボみたいだなと思ってたんだけど、同じように思った人はたくさんいたみたい。ハリウッドの人たちは、ボーボボ読んだらどんな反応するんだろうな。
お尻にトロフィー刺すのに対して、ミシェル・ヨーは鼻にピーナッツ程度のそんな大したことしないのに、同じ強さってのがちょっと納得いかなかった。
モザイクは本国ではナシなのか?それともわかりやすい演出なのか? 『スイス・アーミー・マン』ではダニエル・ラドクリフくんのケツ毛見せてたのにね。
なんだかんだ、けっこう語りたくなる映画だな…。やはりオスカー本命か。
石に👀をつけるのやったことあるので、個人的にそのへんも沁みている…