このレビューはネタバレを含みます
アカデミー受賞ということで早速レイトショーで。1人で貸切でした。
次々に映像として展開されるマルチバースに瞬きも許されず、序盤から頭フル回転。夢を諦め何も手に入らず生活に苦しむエブリンが、夢に描いた分岐点で手に入れたスキルを取り込む。何もないから人と違うって面白いですね。頭の中に描けることって全て可能なことなんじゃないかとまで思えてきちゃいました。笑
「あの時別の選択をしていたらどんな人生を送っていただろう」を可視化した映像も面白くって、群を抜いていたのはソーセージフィンガーと石。どちらも発想力がバケモノ。「宇宙のほとんどは生命体を保有する条件に満たない。」と石の姿で会話するエブリンとジョイのシーンが特に印象的で、音まで複雑だった世界から、急に環境音だけ、会話の表現方法も字幕のみに。あれを体験したら確かに人間が愚かでちっぽけに感じますね。笑
変なことをすればするほどより遠い世界と繋がれるということで、みんなが狂ったように変なことをするシーンもたくさん。シュールすぎました。脚本も映像も音も刺激的でぶっとんでたな〜久しぶりにこんな作品見た。お腹いっぱい!
ジョイ役の子めちゃくちゃかわいくて救われたけど、キャストが違えばきっと怖くて映画館から逃げ出してた。1人だったし。🥺あと戦闘中にわんちゃんを投げたり蹴ったりするシーンがあってそこだけが本当に見てられなかったです、、、
今の自分に向き合うきっかけともなるこの作品。これから何ができるかの可能性に期待を膨らませながら、その時々の選択を大事に!自分を信じて生きよ〜!たまには自分のした選択を後悔する日があっても良いからさ!