このレビューはネタバレを含みます
殺したのは2人だけで、その相手は母親を殺した人とフィリップを傷つけた人だけ。フィリップがブッチを打ってからどんどん進む展開に目が離せませんでした。それまでのゆったりストーリーも好きだったけど。
どれだけ厳しい母でも、いい母だよと言えるフィリップ。どれだけ悪い父でも、絵はがきを頼りに訪ねに行くブッチ。2人の共通点が泣ける、、、交渉後の2人の抱擁と手を繋いで自首に向かう様子に感動していたら、結局撃たれてしまうなんてフィリップの勇気が報われきれない、、、フィリップが母親と歩きながら最後にもらったお金を落としていっまう様子も辛すぎる、、、
最後にブッチがキャスパーのお面とお金に包まれ、あの音楽とともにラストを迎えるという怖いほど素晴らしい演出。クリントイーストウッドの作品はメンタルに余裕がある時にみないと苦しい、、、
