さゆ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのさゆのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

考えまとまらないからとりあえずメモ


秩序のあるボーボボ

コンセプトがすごく面白い
テーマもわかる
色々なことが現代社会で考えられる中で存在していてベース世界の設定もよかった

指がソーセージの世界があの中ではいちばん愛に満ちていて好きだった生理的嫌悪感があったけど
あと石の世界も好きだ ゴンちゃんみある

家族…家族か…そんでもって愛(と許しが)が全てを救う
家族=愛ではないと思ってるけどそのうちのひとつ家族愛、家族のつながりの話だった、中華圏家族の話だから余計になのか?わからない
途中でトイレに離席したからかなかなか許しが今回の映画の浄化に繋がらない

レミーのおいしいレストラン観てから行ってよかった、あのラクーンパフォーマンスの下地にあの批評があるのかと思うとみえるものがちがってくる
『だれもが素晴らしい芸術家になれるわけではない、だがどんな環境からでも素晴らしい芸術家は産まれる』

あらゆるものが、あらゆる場所で、一斉に
というのはわかる、けど時間軸はちがうのかどうか
分岐があって枝分かれしていくのはわかる、けど、起こってしまったことはその世界では起こってしまっていてその世界では過去には戻れないのではという疑問がある
最後のシーンは最初の世界のエブリンの話ではないのかな
何も持ってなかった全てに挫折したそして今回のバースが関わってなかったけど踏み出した世界線?わからない

パラレルワールドは楽しいし夢があるけど分岐した時点で自分の人生とはもう関わりのない世界、自分じゃない別人だと思っているのでロマンはあるけどなあという思い
どんなに可能性のあった世界線でも自分とはもうミリも関係ないのつらい
イフの世界に惑わされてはいけないっていうのは仏教みある

まずまず楽しい映画だった、コンセプトも面白い、テーマも好きなやつだ、けど、どうしてかそこまで好きじゃないなんでだろうわからん
あとラスト綺麗に終わったけどどうしてそうなった?というところの説得力がなくて見終わったあとも満足感あまりなかった
散らかってるからかな…あとコメディと戦闘のリズムが微妙、あとあちこちにあるコメディ要素もそこまで面白くないというかこれ面白いだろ?みたいなのを力技で強引に出されていて面白くない
そしてカオスでもなくないか…というかカオスって言ったらだめだろとも思う。こういうのに秩序がなければメタバースというか映画そのもの成り立たないのにカオスとか言っちゃったらただのめちゃくちゃな映画になるのではと思うんだけどどうなのか
でもたのしい映画だとおもう
さゆ

さゆ