坂上豊彦

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスの坂上豊彦のレビュー・感想・評価

4.1
間違いなく、今までにない映画体験。

ただ、トップガンのように手放しで楽しめる娯楽作品でも、わかりやすい家族ドラマでもない。そこはA24ブランドであり、あのスイスアーミーマンの監督作品で、一癖も二癖もある作品になっている。

観に行こうと思ってる間にアカデミー受賞して、否が応でも期待は高まるが、過度な期待は危険だなと思い期待を下げて鑑賞。


序盤。これからどうなる?とドキドキ。期待が高まる展開。

なんだ?何観てるんだ?なんだ?なんだコレ?と、マスクの中でニヤニヤしっぱなしだった前半。

テイストが変わり、睡眠不足がツラくなる中盤以降。

観終わって、まだ頭で整理がついていないが、映像や特集効果・編集が楽しく、トリップ感が楽しめる作品。

ストーリーは、人生をもがいている人に響く所があると感じた。

初見では情報量も多く、置いていかれる所もあるが、その分観終わってからも楽しめる深みのある作品なのだろう。

オマージュも沢山あるようなので、レンタルされたらもう一度観たい作品。