これは良作。
最初に断っておくと、単に面白い映画ではない。
きちんとLGBTと言う社会問題に対して、映画ができることを考えられている。
映画としては短く40分弱。
無駄がなくサラリと観ることができる。
それでいて、考えされられるところがある。
良い小説のように、観る前と観た後で少し自分の立ち位置が変わっているような感覚になる。そこが監督の狙いなんじゃないかと思う。
その為に出てくる人は皆、完璧ではないし、すれ違いやぶつかりが起こる。だからこそリアルに感じるし、観ている側の気持ちを揺るがすことに成功しているんじゃないかな。
教師だけを批判することはできない。