エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのchanmasuのネタバレレビュー・内容・結末

人生は複雑で素晴らしい。会う場所も時間も違ったらもっと良い関係を築けていたかもしれない。どんな環境で、どんな選択をして、どんな人と出会ったか、と幾つもの要素が複雑に絡み合って今の自分が構成されていて、それはまさにカオスだよね、奇跡だよね、かけがえのないものだよねと教えてくれる。
この映画は表現主義の訳のわからない映画ではなく極めてシンプルなメッセージを持っている。訳のわからなさ、それこそ人生、世界(バース)。エンディングのザッツライフがそんな意味に聞こえる。それまで敵キャラとバトルしていたけど抱擁みたいな形で解決した終盤がかなりグッときた。序盤はかなりテンポが遅くスロースターターでエンタメ的に優れているかと言われると違う。途中寝てしまった。洋画のコメディなので相変わらず下劣なネタがある笑
可笑しくてしょうもないけど、こじんまりした良いメッセージを持ったa24らしい映画だと思った。