こしょう

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのこしょうのレビュー・感想・評価

2.0
私の受け取り方が悪いのかもしれないが、マルチバースを題材に今の自分の人生を受け入れることを説く、というのは果たして面白いことなのか。他者との比較ではなく、別の自分との比較で考える、というのはワンアイデアとしてはいいだろうが、普遍的というのか使い古されたというのかはどちらでもいいけれど、結局は自己肯定の話であって、マルチバースという題材を使うことで話がややこしくなってはいないだろうか。途中何度か意識が飛びそうになった。

ミシェルヨーのカンフーシーンはスタントとの繋ぎもうまくて自然に見えてよかったし、ここまで色々ある話をきちんと映像化しているのはすごいと思ったけれど、別に面白くはなかった。
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