ハリウッドによるクレしん映画。
過食気味のマルチユニバースを題材にした本作。上手い役者、センスの良い演出、見事なアクション。そして、誰もが共感するであろう家族の問題。くだらないギャグ。などなど、観客のどこかしらの琴線に触れるように仕上がっている。大人向けだが、まるでクレヨンしんちゃんの映画のようだ。あるいは、アニメーションのようだとも言えるかもしれない。
ただ、あまりにもふんだんなために見ているうちに、お腹一杯になってくる。美味しいものも程々にしたくなる。そのあたりが、上映時間の問題や説明の長さ、多すぎ世界観などになるのだろう。話も、少し現実からかけ離れすぎている。その割には、家族家族のお説教がある。
とはいえ、マルチユニバース映画の1つの到達点あることは間違いないだろう。