めめ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのめめのレビュー・感想・評価

3.5
アカデミー賞11部門ノミネート7部門受賞。アジア人初の主演女優賞。ロード・オブ・ザ・リング王の帰還を上回る数の賞を受賞したんだとか。(さすがにそれはちょっと納得いかないかもなぁ😂笑)ハードルが上がりきった状態で見るのは良くない、何を受賞したかじゃなくひとつの作品として咀嚼したいですが、、アカデミー賞といわれるとうーん…🤔💭でした。たぶん2回目見たらもっと楽しめる系の作品です。けど長すぎるから2回目トライはかなり難しい😂
私は冒頭40分が本当にきつかったのですが、そこを過ぎたら物語が展開して面白くなってきました。皆さん耐えてください。主人公エヴリンが人の話を聞かず集中力がなく、常に怒ってるヒステリックおばさんでイライラしてしまい何度も離脱しそうに笑 それは、ADHDの人の脳内がリアルに表現されたものらしいんですね。マルチタスクでキャパオーバーでもうわけわかんないんです。そりゃ、発狂したくもなります。監督は映画製作をキッカケに実際に診断されたそうで、それがこの映画ではマルチバースという表現がされてるんです。ものすごいクリエイティブな発想で凄いと思いました。
そんでも、最終的に映画の主題としては家族の再生。そして「Be kind」。夫の優しさの象徴であるめんたまシール👀と岩のシーン。すごく好きでした。
個人的に気になったのはおまけのように扱われた娘の同性愛設定。恋人ベッキーの描写にそんなに時間は割かれないですし、気づいたら受け入れられてるしで、マイノリティ要素の為に無理やり詰め込んだ感じがした。映画全体がガチャガチャしてて情報過多なのでそんなに必要なかったような、気もする。
めめ

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