坂上豊彦

すずめの戸締まりの坂上豊彦のレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.5
ちゃんと観た。思ったより映画してた。

ただ、公開されていた冒頭12分を見て、主人公の行動に全く理解が追いつかないと思ったのだが、それは全編を観ても同じ感想だった。(下記参照)

相変わらず絵やエフェクトや表現はスゴいの一言。監督より、技術スタッフが凄いのか?

なんか展開は、よく分からん感じで進んでいくのだが、その度に起こるイベントはキレイで、表現も良いのでなんだか納得した勘違いを起こしてしまうほど。

途中、少し泣きそうになると言うか、感じるところがあったのだが、それは感動だとか、物語がいいと言うのでは決してなく、あの震災を思い出して感じた事で映画の力では決してない。

あの震災であるべきだったのか?描くべきだったのか?それは、主人公の行動と同じく、全く理解できなかった。

途中、不穏な感じで出てきたもう一人のキャラクターは、いつの間にか懐いているし、よく分からない所が盛り沢山。だよ。

映像と話題性でこの評価が上がった感じ。

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〈先に観た冒頭12分間の感想。〉

全く理解が追いつかなかい。

【概要】
・通学中イケメンを発見!
・イケメンに声をかけられ、廃墟を紹介。
・通学中にもかかわらず、突然イケメンに会いに山の中の廃墟へ駆けつける。

なぜ?

・廃墟を一人で探索
・女の子が廃墟で「イケメンさ〜ん」と声あげて探す。

女の子が?廃墟で?知らない男性を呼んで探す?
危険!危険!痴女?

・廃墟で気になる扉を発見!
・扉の周りには水が20センチくらい溜まってる。
・そのままズブズブと、靴ごと水の中に進む

靴のまま?なんなんその行動?
ナンソレ!

冒頭12分。全く理解が追いつかなかった。
主人公の行動に共感の「き」の字も浮かばない作品。

超常現象はあり。映画だから、アニメだから、フィクションだから。物語だから。

でも、そういうものを扱うからこそ、登場人物の行動や、考えにはリアルが必要なんじゃないだろうか?

そうでなければ共感を産まない、ただの妄想だ。

まだ冒頭12分しか観ていないので、まだ評価はできない。想像だが、描ききれないくらいのストーリーがあるので、冒頭は少し強引な展開にした可能性だってある。

ただ、この12分を観て、金を払って観る気になるかな?引き込まれなかったもんな。すぐ無料で見れそうだしな。

プロモーションとしては、良くない導入の描き方と感じざるを得ない。

新海誠の理想のコミュニケーションがなのだろうか?人間理解が無さすぎると感じざるを得ない。

自分が、疲れているだけだろうか?