頌

すずめの戸締まりの頌のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

日本鎮魂ジブリ

ストーリーの筋はこの上なく分かりやすい。

真っ直ぐな恋愛をしている。しているんだけど観客の興味は二人の関係性ではなくて、地震の未然防止が叶うかどうか-自らの被災経験の慰め-に向かうのが面白い。すずめの行動動機と観客の興味が一致していない。

早々にそうたが椅子になってしまうこともあって、すずめ・そうたへの感情移入が浅い。
だから、観ている間の興味が二人の関係性ではなく、すずめの過去や(物語の後半においてもまだ彼女のことを十分に知り得ていない)、前述の自身の経験との結びつけになってしまう。


震災の描写はかなり攻めている。しっかり妥協しなかったからこその迫力とカタルシスがある。

ジブリ要素
左大臣の白いもふもふ化→もののけ姫のモロの君
ルージュの伝言

(1/22)
追記
幼い鈴芽は母親に会えてなかったのか…
救いがないな…
頌