松本雅利

すずめの戸締まりの松本雅利のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

 最初が隕石、次が大雨、そして地震。
 主人公がなんとかしようと奮闘し、最後にはなんとかなるが、好きになった人をなんとかしようと頑張り、ハッピーエンド。
 水戸黄門の印籠ではないが、定番お決まりのフローで作られた映画という気分は拭えないが、街の描写とかは相変わらずだなという印象。
 
以下 1126加筆

 ダイジンがお前は、じゃまと草太を椅子に同化させたのは、すずめが、小さい頃後ろ戸を開けたままで、それを閉めに行かせようと考え、そのためにも東北のその場所に誘導したかった。草太がいると、東北のその場所にたどりつけないかもしれない。ひょっとしたらすずめのお母さんの化身がダイジンだったのかもしれない。これ以上、過去を引きずらせないために。
 だから、またダイジンが要石になる直前にダイジンはすずめの子にはなれなかったと言わせたのも、母親の化身部分がそこに混じっていたからではないか?
 母親が娘の子どもになれるわけがないのだ。
松本雅利

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