Sixman

すずめの戸締まりのSixmanのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作、10代の瑞々しさ・青々しさが眩しすぎて、最早三十路を越えた自分には、観ていて、 ただただ小っ恥ずかしかった😳故に今回は、劇場鑑賞は見送ろうかと思っていたが、観に行って良かった。

すずめと草太のラブストーリーは案の定、あまり刺さらなかったが、今作はラブストーリー色がそこまで強くなかったので、個人的にはとても観やすかった。

震災をメインに据えたロードムービー、やはりそこが1番刺さる😔岩手に住み、東日本大震災後に被災地を訪れ、あの光景を実際に見た者として、改めていつも通りの日常を、いつも通りに送れる“ありがたみ”を感じた。

そして、災害や過疎化で廃墟となる街が描かれている中で、
「人の手で元に戻して」
「かしこみ かしこみ 謹んでお返し申す」
のセリフが物凄く印象に残った。これは、個人的な考えだけれど、“神=自然”。急激に過疎化が進む場所で生きる者として、空き家となり崩れて行く建物目にすることが多くなった。自然から様々な物を頂いて生きていくのだから、最後は放置せず、自らの手で元に戻し、“お返し”しなければならないのかなとふと思ったりもした。

とにかく、あっという間の2時間でした😏
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