シギ

すずめの戸締まりのシギのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.8
地震を起こす化け物が出てくる扉を、
全国回って閉めていくロードムービー。

家の鍵かけるとき「お返しもうす!」って言いたくなる映画No. 1。

毎度おなじみ、
少年少女が恋に落ちて、
世界か恋人の2択を迫られるやつです。

可愛いマスコットキャラも出てくるし、
手に汗握るアクションシーンもてんこ盛りで、泣けるシーンもあって、
安定の面白さと綺麗さなので、
気になってるなら絶対劇場で観たほうがいいと思います。

でも【秒速5センチメートル】の超絶鬱エンドから9年越しの、【君の名は】のハッピーエンドのカタルシスは一生超えられないので、どれだけ最新作を出されても「結局秒速が一番好きやねんよな」って感想になるのも確か。

3.11描写はモロで、家の上に船が乗ってたりするので、そら怒る人もおるわなぁという感じ。

でも監督はどの作品でも「いなくなってしまった人たちのことは忘れないで、その上で前を見ていこう」みたいなメッセージを描いてると思うんやけどなぁ。
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