NAMI

すずめの戸締まりのNAMIのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

震災の記憶が薄れている今だからこそ見るべき作品だった。今生きていることの有り難さ、被災者たちや被災地の今、現代の人の地震への慣れ…書ききれないくらい、色んなことを考えさせられた。

今作もやっぱり街並みの描写がリアルでどこか幻想的。映画館で見て大正解。特に、高い所から田舎街を見下した景色が、なんてことない街なのにすごく印象に残った。このタッチで描かれる震災後(?)の街並みがまるでファンタジー作品の舞台みたいで、同時にここに十数年前まで住んでいた人たちのことを思って心が痛んだ。

本筋とは関係ないけど、すずめがすぐGoogleマップをチェックしたり、スマホを枕元で充電する、現代の若者っぽい動作が意識的に描かれていたように思う。まさに今(2023年?)を描写してるんだなって分かって、東日本大震災発生からの経過時間を尚更意識させられた。
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