ふみっち

すずめの戸締まりのふみっちのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

テーマが繊細なだけに、ただ『とても良かった』とは良い辛いですが、全体を通してとても良かったです。

どストレートに『3.11』を本題に、地震・災害の恐ろしさをうまく『観せ、語り継ぐ』。綺麗で丁寧にアニメ(フィクション)として落とし込めていて、少なくとも自分良いなと思いました。

地震は、『後戸』と言う扉から『ミミズ』と言うクトゥルフ的怪物が出てきて起こしている災害で、それを止める『閉じ師』がいる。
↑この設定が観やすくて素晴らしいと思いました。
現実では『ミミズ』が見えない以上、もうフィクションに振り切って観ることが出来るのが良いですね。
そして、頑張れば人の力で災害を止めることができると言うところも好き。

死ぬのは怖くないと言うすずめに、愛しい人が出来て、その人が居なくなる恐怖が自分が死んでしまうことよりも恐ろしいという事、そして、好きな人と一緒に生きたいという気持ち。
その展開が、感情移入しやすい自分にとって、めっちゃくちゃ感動しました!
とても良かったです!!
ふみっち

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