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すずめの戸締まりの39のネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

観るのが遅くなって本当に後悔した。

毎日の生活に必死だから、そんなことは分かったつもりになって忘れてしまっている。
人は生かされているということ。
そして死は日常と隣り合わせということ。
昨日まであった日常が突然奪われるかもしれないということ。
過去日常を奪われた人々も今を生きているということ。
愛はその人の為に犠牲になれるということ。
愛はその人の為に生きたいと思うということ。

もし4歳のわたしに出会った時、わたしを抱きしめて、今生きていることを伝えられるように、どうか日常が少しでも長く続きますように。
帰り道で目の前を横切った白い猫に、思わず祈った。
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