おぼろ

すずめの戸締まりのおぼろのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.1

新海誠の作品で1番好きかも。
相変わらず空、街、山の景色が綺麗すぎて絶句。
ストーリーも相変わらず説明なしで超展開なのでちょっと置いてかれる場面も多いけど、無駄な展開も少なく見応えあったしちょっと泣きそうになる感動シーンもあった。
テーマが東日本大震災とは…凄いのに挑戦したなと思った。

ミミズや常世の感じが庵野で主人公が動き回る様やエンディングのシーンは宮崎駿を彷彿とさせた。
かなり意識してそう。

ミミズはなんなのか、ダイジンの目的はなんなのか、色々物語の核心の情報が雑でほぼ皆無なのが残念。
特にダイジンとサダイジン。あの子らの行動背景をもう少し上手いこと描いて欲しかった。

ハッピーエンドなのは良かったけど、全てをダイジンやサダイジンに背負わせてあの子らの犠牲の上にハッピーエンドが成り立っているのが不憫でならない。
要石だけはなんとかして最高のハッピーエンドにして欲しかったな。
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