このレビューはネタバレを含みます
前半、鈴芽は前向きでありながら、「生きるも死ぬも運でしかない」「死ぬのは怖くない」と自分の生命を軽くみてるような台詞や死に場所に飛び込むような行動など節々に散りばめられていている。自分がどれだけ大切にされてきたか、自分の命は自分だけのものではない。自分は粗末に扱っていいわけじゃないこということを、この戸締まりと母の死に向き合うことによって、変わっていく。その心理描写と台詞回しが上手いよね。前半のジブリ感のあるファンタジー作品の入りから、怒涛のラストへの揺さぶり方。
あと関わっていく人みんないい人すぎるのと、声優さんの不自然さは、うーん……とはなるけど。
まぁでも良かった！！！！
