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すずめの戸締まりのfkrのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

@地上波 面白い。映像が綺麗で素晴らしい。
・全てが説明台詞でアニメアニメした描写ではあるが、そういうものと割り切れば、案外慣れてしまうというか。
・ミミズへ向かうためにすずめが走る、障害物を飛び越えるアクションが多くあり楽しい。扉がポツンとある画だけで結構ドキドキする。
・中盤過ぎ、すずめとおばさんが出会って、芹沢さんの車に乗り込む。すずめがナビに目的地を設定したあと、後部座席に座ってシートベルトを締めるという描写があるが、覚悟を決めたアクションとして描写されている。後部座席のシートベルトを締める行為を決意の表れとして表現しているのは本作が初ではなかろうか。
・芹沢さんの車が事故りエアバッグが発動したあと、壊れてたルーフがゆっくりちゃんと機能する間が巧い(ちょい引きの画なのも良い)。前振りも丁寧にしているので、このシーンは不覚にも笑ってしまった。
・建物の上に乗っかる漁船。震災をテーマにしているので終盤の思い出イメージの羅列は涙腺が緩むしかないのだが…。そういえば遠方に引き取られた被災少女が東北まで旅する近しい設定の「風の電話」を想起した。こっちは全くファンタジーではないが。
・どう見てもダイジンっぽく見えない。無理ある呼び名では。 要石も結局謎だがあまり気にならないのはなぜだろう。被災地の人達の思い・意志=重い石というダジャレに一票。
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