きもみじ

すずめの戸締まりのきもみじのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

絶対に現実では起こらないようなファンタジーなのに、かなり感情移入してしまう不思議な感覚です。
すずめちゃんは、とっても強い子。でもそれは弱い部分を隠しているからさらにそうなっているものなのかと思いました。支えてくれる周りの方々の暖かさもあり、ほっこりする場面も多くありました。
神の気まぐれを感じる場面も多く、
「すずめはすき。お前はじゃま。」だったり、
「今からたくさん人が死ぬね😀」だったり、
気分で割と変わるところがあると思えば
すずめのこにはなれなかった。
という発言で何故か不覚にもうるっと来てしまいました。

すずめはダイジンのことを完全に悪者と信じきっていましたが実はナビゲートしてくれていたこと
それに対して特に言葉はなかったけどそのまま要石になったこと
どうしても都合よく捉えてしまうところが、あるなとすずめに感情移入したまま自分を重ねてしまいました。ダイジンが理由かは分からないけど、それが原因だとして捲し立ててしまうことはきっと現実世界でもある事だと思うし、都合よく運命や神様のせいにしてしまうこともある。それに対して運命や神様は何も言わない。それが当たり前だと思ってしまっているなと感じました。

また、捉え方によるとダイジンはすずめのお母さんと考えることもできるかなと思います。
すずめの周りにいたそうたさんを1度人間の姿から変えてしまったり、思い出の場所に連れてきてあなたは強いから大丈夫とメッセージを送ったりしているような気もして、、💭
そうたさんの両親や特に登場しなかった人物のことも気になりました。
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