このレビューはネタバレを含みます
登校中に廃墟へ向かう青年に道を教えた鈴芽は、その青年に見覚えがある気がして、道を引き返す。
そこで目にしたのは不思議な扉と謎の生き物。
そして、地震を抑えようとする青年だった。
そこから鈴芽の不思議な旅が始まる。
公開当時けっこう酷評されてるっぽいのを耳にしていたので、どんなもんかと思えば、普通に良かった。普通に泣いた。
震災を題材にするな〜とか言うけど、阪神・淡路大震災被災者のわたしは特に気分悪いとか思わなかったけどな。
人生で大きな出来事と遭遇すれば、そこから物語が溢れるのは創作者としては当たり前では……。
ダイジンはきっと要石としての大切な役割をわかりつつも、地脈でずっとミミズを抑えていることに疲れてきていて、そこへきて解放者が現れた上に、うちの子になる?って言われたから必要以上に懐いてしまったんだろな。
そして、手近にいた者に要石の役割を押し付けた。
サダイジンはどちらかというと役目の全うに尽力してたし(叔母さんを操ったシーンだけ、なぜそうしたのか謎だったけど。そうすることで鈴芽が引き返すことを阻止しようとしたのか?)。
廃墟の遊園地のシーンだけは、いやさすがに電気はきてないだろとつっこみいれたくなったけど。
終始映像が美しいのはさすが新海誠さんでした。