らずり

すずめの戸締まりのらずりのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

友人に勧められて録画を視聴。
天気の子と比較してしまうが、主人公である鈴芽の過去も描写があったため感情移入することができた。
環さんとの関係も芹澤の車で怒鳴りあうシーンでは涙ぐんでしまった。

草太さんが途中から椅子になってしまったところは冒頭からの流れにも関わらず突然な出来事でびっくりした。シュール過ぎる。
一時的に椅子なのかと思ったがほぼ椅子で笑った。子ども椅子で一生懸命パカパカ走る姿が可愛くてずっと見守っていた。

猫ちゃんは最初、嫌なキャラクターだと思っていたのに鈴芽に扉の場所を教えていたのだと知った時、可愛さが溢れ出てしまった。
すーずめ!と呼ぶ声が可愛い。
好き?と聞いて好きじゃないと言われてシンナリする姿、ありがとうって言われて目を輝かせる姿に愛着が湧いた。
要石になることを嫌がっていたのに、最後は鈴芽の子になれなかったと言って自ら要石に戻るのが可哀想でたまらなかった。

ずっと要石だったところを鈴芽に引っこ抜かれて、さらにうちの子になる?って言われて鈴芽のことが好きになって草太が邪魔だと思って呪いをかけてしまったんだなと気がついてからは、ますます猫ちゃんが可哀想で仕方がない。
猫ちゃんが報われる方法は何かなかったのか…。

芹澤は終始いいキャラクターで気がつくと引き込まれていた。
草太さんとはいつ友達になったのか。
この人面倒見が良過ぎるだろう…。などと思っていたら鑑賞後には草太さんより推しになっていた。
正反対なふたりの出会いや普段の会話とかどんなものか気になりすぎて、エンディングでなんらかの接触があるのではないかと期待していたけど、期待するほどの何かがあるわけではなかった。気になってしまう!

感想を書く前に、恋愛するの早過ぎるという感想を見てしまい、確かに…となった。数日間であんな命をかけるほど好きになれるのか?と我に帰った気分。

総合的には面白かった。
新海誠作品は映像と恋愛重視の作品なんだなとわかってきた。
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