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すずめの戸締まりのwseieswのネタバレレビュー・内容・結末

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

新海誠の震災三部作の大トリって感じ。
悪く言えばやり残したことのやり直し、焼き直し、よく言えば集大成に思う。

流石に絵は綺麗だし、子どもの鈴芽が出てくる度にオジサンは涙しちゃう。

見るか見ないかで言うと、絶対に見た方がいいけども、この作品で新海先生は何を伝えたかったのでしょうか?

扉を閉じて震災を止める。
これに対して、記憶に蓋をして閉めていた心の扉を開けて、本当の自分の気持ちに気付く。
こういうのもあるんじゃないか。(知らんけど)

さておき、人間の力では抗えない自然災害を思い出そう。
人によっては綺麗な海でも時として人の命を奪うんですよと。
それに立ち向かう閉じれない閉じ師を描くことで抗えなさを際立たせながら、もうどうしようもないですやん。を描いていると思ってる。
所々出てくる人の優しさと繋がりか人を救うんですよ。(愛情友情人情やで)
これが人間でしょ。が伝わってくる。

で、自然怖い(畏怖)。
そんなこたぁ100も承知ですが、その先がスっと見えてこない。
解釈するのであれば、それでもワシらは生きていくんじゃ。生きてさえすれば希望はあるし、大丈夫じゃ。ってことなんでしょうか。

え、なんか浅くない?(解釈が)
でもこれ以上なくないですか?

結局ミミズって何なん?
閉じる時「お返しします!」って何なん?
鈴芽さんじゃなくて鈴芽でいいんじゃないの?
左大臣出てきた時の環さん本音ぶっちゃけすぎじゃない?

そんな疑問もありますが。
ところでこの作品のキャッチコピーですが「扉の向こうには、すべての時間があった」「行ってきます。」「おかえりなさい。」「新海誠監督集大成にして最高傑作」とのこと。
最初と最後は置いておき、「行ってらっしゃい。」でも「ただいま」でもない。
これはどういう…考察考察。

不条理に抗う男女ってのはいいよね。
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