Jimmy

私は逃亡者のJimmyのレビュー・感想・評価

私は逃亡者(1947年製作の映画)
3.0
まぁまぁ楽しめるクライムものであった😎
本作での見どころは「(葬儀屋の)棺桶だらけの場所での攻防戦シーン」だと思う。
棺桶がシーンを盛り上げる効果があったかは微妙だが、囲まれた場所でのアクションシーンは珍しいかも…。
この場面を見て思い出したのは、スタンリー・キューブリック監督作『非情の罠』であったが、あれほどのサスペンス感は無いのは已む無しか…(^^;

物語は、窃盗団のボスに誘われて仲間になった元軍人が、組織に裏切られて逮捕されたが、復讐のために脱獄する……というドラマだが、1940~50年代のクライム映画ではこうした既視感のある物語展開は時々ある。

本作はイギリス映画なのでノワール映画とは呼べないが、裏切られて復讐に燃える元軍人の男クレム(トレヴァー・ハワード)、彼を支えようとする女性サリー(サリー・グレイ)の雰囲気が良く、サリー・グレイという女優は綺麗💕
また、クレムを窮地に追い込むボスのナルシー(グリフィス・ジョーンズ)は、一見自然に見えるが、狂気を漂わせる表情が見事。

96分の尺にエピソード盛りだくさんであるのは嬉しいのだが、終わり方が微妙だったのは惜しい…😅
Jimmy

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