うめちゅ

生きる LIVINGのうめちゅのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
3.8
filmarksさんの試写会にて

前情報は3つだけ
❶アカデミー賞主演男優賞ノミネート
❷黒澤明の生きるのリメイク(未見)
❸主人公はビルナイ

結果めっちゃ泣きました
余命宣告を受けた人を憐んでというよりは
毎日の仕事に流されて
ちゃんと生きてなかったことを悔やんだ男の
最後の足掻き?開き直りに共感し
死ぬ前に心が還る場所を見つけることができて、良かった、ほんとに良かったね、と

会社員生活25年をゆうに超えてくると
惰性や馴れ合いで日々過ごしがちだけど
ちゃんと生きねばな、と
自分に重ねてしまったな

映画の構成が結構とんとん拍子で
途中で一旦切れ
そこからまたリスタートして
泣かせに泣かせてくるので
後半のために最初からハンカチ握りしめていて正解です

ビルナイの歌声がまた良いのです
ビルナイが微笑むところもまた良いのです

オープニング映像が
わざと?古めかしいフィルム風なのも
この作品に似合ってた

元の黒澤明作品も見たくなった
これが舞台が日本だともっと湿度がある感じなのかな?

蛇足ですが
最初に付き合ってくれた小説家
どこかで見たことがあるな?と思ってたら
我がベネディクトカンバーバッチの初主演作
『僕が星になるまえに』で共演していたご学友だった
こんなところで!お久しぶりです!