原作黒澤明、脚本カズオイシグロ
ということで
観なきゃと思っていた作品。
余命半年と宣告された老人が
マンネリ化した日々から抜け出し、
自我を取り戻そうと奔走するお話。
オリジナル版は観ていないので、
少し期待し過ぎていたせいもあり、
思っていたよりミニマムで、
身近な範囲での話で驚きました。
たぶん、オールドレンズと
フィルムを使っているんだと思いますが
とても色や光に古めかしさが出ていて
そこが個人的にとても刺さりました。
光と影の対比を意識しているであろう
構図も美しかった。
ラストの温かくも切ない感じ、
カズオイシグロっぽさを
感じてしまいました。
オリジナル版も観てみたくなりました。