仁

東京2020オリンピック SIDE:Aの仁のレビュー・感想・評価

東京2020オリンピック SIDE:A(2022年製作の映画)
2.0
河瀬直美も東京オリンピックも僕は心底興味が無いので観るつもりなど毛頭なかったけど、成り行きで仕方なく試写を観た。

様々な選手の薄くて短いドキュメンタリーの連続で消化不良だった。もちろん個人にフォーカスしすぎると全体の総括としての意味を失うのは理解している。ただ今はフィルムが貴重だった時代とは違って色んな国で色んな競技の選手それぞれに迫ったドキュメンタリーがたくさんあるはず、こんな薄い総集編より絶対そっち観た方が面白くない?と思う。総括として見ても特別なメッセージは特に感じなかった。オリンピックとはスポーツの祭典です、としか。逆に言えばどれだけ疫病が流行ろうがそこはブレないということなんでしょうか。

基本的にどの競技見ててもあんまり心動かなくて、シンプルに自分がスポーツに興味なさすぎることを再認識した。でも普段プロ野球は見るよな〜と思ったけど、思考を突き詰めるとそれも野球というスポーツが好きなんじゃなくて単に自分は阪神ファンで阪神タイガースというカルチャー(ブランド)が好きなだけなんだと気づいた。ただ唯一スケートボードのパートにはカルチャー的なニュアンスを感じた。すごく良い意味で、あれファッションやん!

エンドロールの後にSIDE:Bの予告が流れたけど絶対作品として面白いのはそっちなんだろうなぁ。どこまでジャーナリズムに徹してるのかは甚だ疑問ですが...
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