たき

ある夜、彼女は明け方を想うのたきのレビュー・感想・評価

3.0
「明け方の若者たち」のスピンオフ? どういうかたちで公開されたんでしょうか。劇場公開されたにしては尺が微妙ですし。

相手よりも、自分のことを優先せずにはいられないひとというのは、少なからず存在する。
そこに自分しかいないわけじゃなくて、ちゃんと自分と相手を天秤にかけて、どうやったって自分が勝っちゃうひと。

それはたぶん、決して悪いことじゃないというか、むしろ生物としては至極正しい情動で、なんなら自分がやりたくてもできないことをやってのけるという意味でうらやましくもある。
けど、悲しいかな、大多数の社会からはどうしたって受け入れられないことが多い。(俺自身ぶっちゃけ好きにはなれない)
なんだかなあ、と思いつつ、とてもとても生きづらいことこのうえないだろうなあ、とも思う。

劇中の彼女は、ほんとに相手にめぐまれたということなんだろうけれど、そう、世界って、そういうひとたちの組み合わせが積み重なってできていくのですなきっと。
なんというか、凸と凹が合わさるような感じで? いやちゃいますよ、下ネタやないで(検閲)

いよいよ黒島結菜がヤバいです。
全カットドストライクです。いつのまにこんなに完成されたのか。近年稀に見る火の玉ストレートです。
たき

たき