イルーナ

骨のイルーナのレビュー・感想・評価

(2021年製作の映画)
3.9
美術館建設の調査中に発掘された、1901年の映画という体裁の短編。
こちらも『オオカミの家』と同様、フェイク設定となっております。所々ノイズが走るのが妙にリアル。

死者蘇生の儀式を行う少女。やがて骨に肉がついていくが、体のパーツの付け方がめちゃくちゃ、これまた人形と本物の人間がシームレスに入れ替わる。レオン&コシーニャはそういう作風なんでしょうか。そうしているうちに、歪でグロテスクだった死体が徐々に人間に近づいていく。
最終的に蘇生した死者と結婚式が執り行われるが、署名は逆回しで消えていき、全ては白に帰す。ポカーン……

しかしこれも、チリの歴史ベースの作品だったのか……ずっと色々な意味でポカンとしながら観ていたよ。
マジで専門家の解説が欲しい作品です!
イルーナ

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