サム・メンデス監督作品！🎥
1980年代初頭のイギリス、マーゲイトと言う街にある映画館・エンパイア劇場にて勤務するヒラリー。彼女は精神的に病んでおり、辛い毎日を過ごしていた。そこへ夢を諦めた青年スティーブンがやってくる。ヒラリーとスティーブンは、やがて愛し合うようになる...。
黒人差別、精神疾患、性被害など結構社会派な作品でした。
エンパイア劇場は名画座みたいな劇場で、ヒラリーは支配人のドナルドから、性的嫌がらせや不倫強要などの嫌がらせを受けています。
そして、スティーブンと出会い、中年女性のヒラリーと世代を超えた恋に陥ります。
冴えない女性だったヒラリーも、香水を買ってオシャレしたりと、どんどん魅力的になっていきます。
しかし、ヒラリーの精神疾患は悪化していき、『炎のランナー』のプレミア試写会の際に、奇行を犯してしまい、施設に入れられる辛い展開。
ヒラリーが回復して、劇場の仲間とパーティをしてる最中、黒人排斥デモに巻き込まれてしまい、スティーブンが大怪我を負ってしまう。彼らの運命は如何に？？
『チャンス』『炎のランナー』などの80年代を彩った作品が、作品のモチーフとして登場してました。
コリン・ファースが、スケベなセクハラ劇場支配人を演じていたりと、なかなか珍しい配役！
オリヴィア・コールマンやマイケル・ワードのメンツも、今まで馴染みはなかったけど、好演でしたね。
暗闇の映写室から絆された光、
暗い人生を歩んでしまった負け犬たち。
映画が、彼らの人生を照らす光となった物語でした！
巨匠サム・メンデスらしく、映画愛に満ちていて、とても良かった！！🎬
